皆様「デジモンペンデュラムZ」は、もうご予約頂けましたでしょうか？

そして今回のモンモンメモでは……

「デジモンペンデュラムZ」の担当者、PLEXのK氏にインタビューを敢行！

皆様が知りたいあんなことやこんなことを、たっぷり答えて頂きました！

■属性のバランスと進化ルートの模索に注力！

インタビュアー：今回の「デジモンペンデュラムZ」は1998年に発売された「デジモンペンデュラム」の新作として現在受注受付中ですが、作成するにあたり何か苦労した点や、悩んだ部分などはありましたでしょうか？

K氏：今回の目玉の１つでもある“勢力の再構成”には少し苦労しました……「ペンデュラムZ」のコンセプトが決まった時点で「既存のデジモンをなるべく使う！」という事を第一優先に考え作成しました。

インタビュアー：そうだったんですね！　今回収録されているデジモンには、今までの玩具には登場していないデジモンも多くいると思うのですが。

K氏：出来るだけ、直近発売の玩具に収録されていたデジモンは避けつつ、「データ」「ウィルス」「ワクチン」の属性をバランスよく配置して、違和感が生まれない進化ルートを模索するようにしていました。

■当初は予定されていなかった“新デジモン”たち

インタビュアー：既存デジモンだけではなく、今回は魅力的な新規デジモンが追加されていますが、新規デジモンを作るにあたり心掛けたことはありますか？

K氏：実は今回、既存キャラを活かすことを前提に考えていたため、新デジモンは作らない予定でした……それでも、新たに進化ルートを考えるにあたってどうしてもたりないポジションが出てきてしまいました。それを埋めるために新しく生まれてきたのが「スナリザモン」たち、新デジモンになります。

インタビュアー：特に今回の新デジモンには、水棲系のデジモンが増えたと感じました。何か意図があるのでしょうか？

K氏：1000種を超えるほどのデジモンがいるのにも関わらず、海に関するデジモンが少ないなと思っておりまして……出来るだけ不足している部分を補いつつ、ポジションがかぶらないようにと検討しました。結果的に1ヶ月くらい資料とにらめっこすることになりましたが。

インタビュアー：1ヶ月も……！　それは大変でしたね。他にも意識した点はありますか？

K氏：そうですねー、ファンの皆様にもデジモンの進化前後の想像を膨らましてもらう上でも、特定のデジモンから限定的な進化に見える作り方は避けましたね。

■ここだけの設定裏話……！

インタビュアー：今弾には「ネイチャースピリッツ」「ディープセイバーズ」「ナイトメアソルジャーズ」の３分類がありますが、何か裏話はありますか？

K氏：ネイチャースピリッツに関しては、鉱物系のデジモンが少ないので今回はその強化を図りました。「ゴグマモン」は「ゴーレモン」の正当な進化先であることを初期から意識していたデジモンになります。当初はデザイナーとのやり取りで「グランゴーレモン」って仮称で読んでいましたね。 その方がデザインの方向性が案外決まりやすく、デザインを固めていく間に、別の分類として描けるネーミングと設定を考え調整していました。

ディープセイバーズに登場する「ピラ二モン」はディープセイバーズの新キャラ案の中で1番初めに決まりました。「メタルピラ二モン」がいるのに普通のピラ二モンがいないのはどうなのかなって……。

ナイトメアソルジャーズに関してはピッタリな成長期デジモンは多くいるのですが、イタズラ好きの小悪魔的な設定が多くいました。それらのデジモン達との差別化を行う上で「ゴースモン」には他とは違う恥ずかしがり屋な性格付けを行いました。

新キャラに関してはいずれもZの中でのルートはもちろん、元祖のメンバーも含めても進化派生に納得がいくような内容になっています。例えば「スナリザモン」は「ゴーレモン」や「バブンガモン」につながるが、元祖ペンデュラムの「トータモン」や「モノクロモン」にも続いてもいいように考えました。

インタビュアー：新キャラたちが元祖ペンデュラムのデジモン達とどのようにつながっていくのかを探っていくと、新しい発見があるかもしれませんね！

最後に当時のペンデュラムは6つの分類でしたよね？

K氏：そうですね！

インタビュアー：今回は「ネイチャースピリッツ」「ディープセイバーズ」「ナイトメアソルジャーズ」の３種類が発売されて新デジモンが追加されたという事は……

K氏：おっと！それ以上は……

インタビュアー：まだまだデジモンペンデュラムZには秘密がありそうですね！

情報が入り次第ドンドン、モンモンメモ内で発信していければと思います。

Kさん、本日はありがとうございました！